本廟で初のコンサート
3名の女性シンガーが競演
本願寺派では宗祖の御廟所である大谷本廟において初のナイトコンサート『円通橋ライブ』を17日、“今始まる縁(ものがたり)”をテーマに開き、約350名が仏教音楽に触れた。
本山の御堂衆が円通橋から総門前まで雅楽を奏でながら参拝者の間を練り歩く、伝統的な仏教音楽で開演。引き続き、本願寺派の女性僧侶の三浦明利さん、やなせななさん、真宗大谷派の“シンガーソング僧侶”鈴木君代さんをゲストに、それぞれが仏教を表現したオリジナル曲を演奏。
最後に、3名の女性僧侶シンガーと奏楽員で恩徳讃が斉唱され、幕を閉じた。
阿部喜慶一本廟局長は「私たちの“こころの故郷”と呼ばれる場所で、初めてこうしたイベントに取り組む事ができた。
本廟では10月に修業される750回大遠忌法要を盛り上げる為にも、今回のイベントを通して皆さんに周知していきたい」と語った。
夜の五条坂に響く歌声
総追悼法要に併せて4月17日夜、「めがね橋」の愛称で親しまれる大谷本廟入口の円通橋をライトアップし、 雅楽と女性僧侶によるライブコンサートが初めて開かれた。
10月12日から16日まで本廟で営む大遠忌法要への機運を盛り上げようと企画。門信徒や市民など400人が詰めかけた。
第1部は雅楽。伝統的な狩衣姿の式武部員12人と琴奏者の村上洋子さんが「四弘誓願」などを演奏。
2部は本派僧侶の三浦明利さんとやなせななさん、真宗大谷派僧侶の鈴木君代さんの女性3人のコンサートが行われた。