info

2012年3月11日2ndシングルCD「被災地からのありがとう」発売

三浦明利シングルCD
「被災地からのありがとう」
2012年3月11日発売
¥500(税込)
レーベル:オーマガトキ
商品番号:OMCA-6010
※この商品の収益の一部が復興支援の義援金として寄付されます。


楽曲についての本人コメント「被災地からのありがとう」

「被災者を励ます歌はたくさんあったけれど、被災地からの歌は今までにあったのだろうか・・・・。」

「被災地からのありがとう」は被災地である宮城県名取市の高橋久子さん(67)の作詞です。名取市地区は約700名の方々がお亡くなりになられました。高橋さんのお宅は2011年3月11日の東日本大震災によって家が押し流され、土台すら残りませんでした。
今は8件並んだ仮設住宅にお住まいされています。仮設住宅は愛島東部団地で、訪れるボランティアの方々に「ありがとう」と、感謝の気持ちを綴った詩を手渡されておられました。団地の集会所に本願寺ボランティアセンターの者が訪れた時、この「ありがとう」という詞に出あい、歌にしませんかと声をかけられたそうです。

ある日、本願寺ボランティアセンターを通して、私(三浦明利)のところに一つの詩が届きました。高橋さんの詩に曲をつける依頼です。2011年12月上旬、私は高橋さんとお電話をしまして、被災されたお話しをお伺いいたしました。
すると、「なーんにもなくなったけど、日本じゅうの方が、世界中の方が支援してくださったのです。そして、日本じゅう、世界じゅうの支援してくださったすべての方々にありがとうを受け取っていただきたいのです」
高橋さんの言葉を聞き、
「被災地からの「ありがとう」をお届けするお手伝いができたら、、、」
という願いを込めて、その日のうちに作曲させていただきました。
曲名は「被災地からのありがとう」
砂漠のようになってしまった被災地の大地から、芽が息吹き、花が咲くように、被災地に「ありがとう」の言葉が芽生え始めています。
それから1週間後の12月中旬、私は被災地を訪れ、高橋さんにお出であいし、ご自宅のあった場所までご案内頂きました。何もなくなった地面を見ながら「この辺りが玄関で、この辺りが居間でした・・・。」その後、すぐ近くの、手を合わす拠所となっている日和山の前で「被災地からのありがとう」を歌わせていただきました。
この、何もなくなった被災地から「ありがとう」が発信されます。
翌日、仙台別院で「被災地からのありがとう」を披露させていただきました。被災された方々は一生懸命、一緒にこの歌を歌おうとされておられるのです。
この歌は高橋さんの個人的な感謝の意を越えて、被災地の皆の歌となり、日本じゅうに届けられるであろうことを予感します。そして、日本の私たちは、世界中の人々に対して感謝を表す歌として、「被災地からのありがとう」が歌われることを願います。
震災から一年。被災地の心の復興の第一歩を象徴する歌が、「被災地からのありがとう」となるのではないでしょうか。